2012年03月05日
GA-GO進化への挑戦(その3)-G-Project後記-
今回のG-Project 2012について少し書いてみます。
まず、使用したのはアメリカ人のGwampaさんが運営しているシムにあるGA-GO専用ステージG-DOMEです。
すなわちあの街並みも廃墟も撮影用に作られたセットではなく、ステージセットであるということはLIVEをご覧になった方はよくご存知かと思います。
当初からG-Projectの撮影に使用しようという計画があった訳ではなく、Liveだけでは勿体無いのでこのセット使って何か撮影しちゃおう!みたいなノリで始まりました。
ただ、廃墟もビルの屋上も、以前書いたブログにも書きましたが前回公開にまで至らなかった2010~2011年版のG-Projectの中でシーンとして登場していたものをステージで再現(もちろん天才ビルダーSetsuna Infinityの手によって遥かに昇華していますが・・・)したものなので必然的に当時頭にあったイメージを再構築したものになった訳です。
実はそういう流れで編集段階までこの作品を「G-Project2012」として出すという事は決まっていませんでした。
前回の時は公募してスタッフに集まって頂きましたが、今回は殆どクリエーターがすでにメンバーやスタッフにいるという現状もあり、やりたいことや、見せたいことの意思の統一はとてもスムーズでした。
今回の編集に関してですが、編集とサウンドデザイン(音響効果)は自分でやることになりました。
約200カットにも及ぶ編集は勿論初めて大変でしたが、CG合成とか特殊なエフェクトソフトは一切使っていません。
爆撃の炎から煙、ミサイルに至るまですべてSLの中で撮影したものをそのまま使用しています。
(スピード感を出すために速度を変えたり、編集ソフトに最初からついてる簡単な効果は使用)
GA-GOの演奏シーンは普段LIVEでやっているパフォーマンスそのままなので数回演奏シーンを撮影してそれを編集しました。(カットの切り出しは大変でしたが・・・)
撮影はウメちゃんことumekobutya Beckさんです。
とにかくこの方のカメラワークは凄い!
映像を見直してみると解ると思いますが、98%くらいカメラが止まる事がありません。
正面から撮影する場合でも必ずゆっくりパンしたりしてます。(よくそれで3D酔いしないなぁと感心しますw)
今回、ウメちゃんと意見が一致して、冒頭部分はたぶん他のマシニマ制作ではやらない手法で撮影.編集したのですが、それがいい意味で成功したと思います。(すみません、その手法は秘密ですw)
ステージ建築は先ほど名前を出しましたが、Setsuna InfinityがG-DOME及び街のセットを担当、いつものことながらその天才的手腕を発揮してくれました。
街のセットですが、1つのビルはわずか2プリムです。その他にも遠近法を用いた見事なマジックがあったりするのですが、企業秘密だと困るのでここでは触れないようにします。
演奏シーンで注目してほしいのが照明です。
実はSLではクラブ照明はたくさん販売されていたりしますが、ステージ照明に使えるものって少なかったりします。
Lighting ManipulatorのVelna Mintが自分で選定、または制作した照明でしかもすべて曲にあわせて使用する照明を分けたりしてマニュアル操作で動かしているので適当にHUD操作している照明とは一線を画しリアリティのある照明になっています。
まだまだ本当は全員にことを書きたいのですが、だらだら書いてしまいそうなのでとりあえずこの辺で終ります。

*お願い
”G-Project 2012"を気に入ってくださった方は、ぜひBlogやFaceBook、ツイッター、SL関連SNS等で映像にリンクを貼ってご紹介頂ければ幸いです。
YouTubeに直接アクセスできるポスターも配布しています。
貼ってもいいよという方がいらっしゃいましたらぜひご一報下さい。
G-Project映像はこちら
http://youtu.be/jl1mimqvn_c?hd=1
*720dpiのHD高画質映像です。画面を大きくしてご覧下さい。
回線が遅い方はこちらのURLでYouTubeに飛んでください。
http://youtu.be/jl1mimqvn_c
Posted by GAGO at 06:23│Comments(0)
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